■所得税の準確定申告

1.フローチャート~所得税の準確定申告

フローチャート

2.解説~所得税の準確定申告

準確定申告は被相続人の死亡した年(場合によっては死亡した年の前年も)の所得税を申告・納税する手続きです。

平成26年1月1日~3月15日(所得税の確定申告期限)の間に亡くなった方で、まだ平成25年分の確定申告が済んでいない場合を考えます。

この場合、死亡日から4カ月以内に2年分(平成25、26年)の申告・納税を行う必要があります。

平成25年分の確定申告を済ませて亡くなった方、または3月15日以降に亡くなった方の場合は、死亡日から4カ月以内に平成26年分の申告を行う必要があります。

確定申告はそもそも本人の所得税を計算するものですが、本人が亡くなった後、相続人が行うため、「準」という言葉が付きます。

次にフローチャートの内容について解説していきます。

3.①給与所得だけなら準確定申告は不要

被相続人の所得が給与所得のみで、死亡時に年末調整をすることが出来るならば、その時点で所得税の精算が終わり、準確定申告は不要です。

会社勤めの人の多くに確定申告義務がないのと同じ理由です。

4.②所得金額が38万円以下なら準確定申告は不要

所得税には全ての人に基礎控除(38万円)が認められているため、そもそも所得が38万円以下の場合、申告をしても税額がゼロになります。

このような場合にも準確定申告は不要です。

■相続最大の関門 相続税の期限

最後に相続税について概要を説明します。

相続税の申告期限は、死亡日の翌日から10か月目に当たる日です。

この期間に、誰が・何を相続するかを決定し、遺産分割協議書に記します。
その遺産分割協議書に基づき、税額を計算して申告を行います。

平成27年1月1日以降の死亡について、基礎控除が減少し、一部の税率が増加します。