社会保険料の等級が上がる寸前で給与額を抑えると社会保険料を抑える事ができるって本当ですか?

社会保険料の等級が上がる寸前で給与額を抑えると社会保険料を抑える事ができるって本当ですか?

社会保険料の等級が上がる寸前で給与額を抑えると社会保険料を抑える事ができるって本当ですか?

はい、本当です。ほんの少しだけですが・・・。

解 説

ここで説明する社会保険というのは、健康保険・厚生年金保険・介護保険の総称です。これらの保険料は給与や役員報酬額に対してかかりますが、等級という考え方が取られています。

さっそく等級表の見方を確認しましょう。令和3年3月時点の大阪府健康保険協会の等級表を用いて説明します。(一部簡素化しています)

等級 給与月額範囲 健康保険 健康保険&介護保険 厚生年金
21 27万以上29万未満 14,406 16,926 25,620
22 29万以上31万未満 15,435 18,135 27,450
23 31万以上33万未満 16,464 19,344 29,280
24 33万以上35万未満 17,493 20,553 31,110
25 35万以上37万未満 18,522 21,762 32,940

この表は本人負担額を表しています。これと同額を会社が負担するわけです。

ご覧の通り、21から25等級の間では、2万円刻みで等級が設定されています。つまりあなたの給与、役員報酬が同じ等級の範囲内にある限り、社会保険料には変化がないという事です。

あなたが自分の収入をコントロールできる立場、つまり会社の経営者であるならば、自分の役員報酬の決定時に、次のように考えれば、少しだけですが社会保険料を抑える事が出来るわけです。

あなた

今期は自分の役員報酬を350,000円にしようかな?

社労士

350,000円だと25等級になるので、348,000円にすればどうでしょう?そうすると24等級になりますよ。

このような考え方です。シンプルですね。等級がアップする直前で止めることで、少しだけ社会保険料を節減できるわけです。

(参考)
健康保険協会HP