このコラムを3分読めば理解できること

・デイサービス(通所介護)設立・開業時の事業所要件が理解できる
・備えるべき各部屋が理解できる
・食事提供の際の届出が理解できる

デイサービス(通所介護)の設立・開業を計画中の方向けの、「事業所要件」についての説明コラム。このコラムではデイサービス(通所介護)開業支援の専門家が、デイサービス(通所介護)設立・開業時に備えるべき事業所の基準・要件について詳しく解説する。

このコラムの目次

①デイサービス(通所介護)の開業に必要な部屋の一覧
②広さの条件が定められている部屋
③宿泊サービスを提供する場合の事前届出
④このコラムのまとめ

①デイサービス(通所介護)の開業に必要な部屋の一覧

初めにデイサービス事業を設立・開業する際に必要となる各部屋について確認していこう。

食堂

文字通りデイサービスの利用者が食事をする場所だ。デイサービスが日帰りであるため、一般的には昼食を想定している。

食事提供を行うかどうかは事業所側の自由だが、一定規模以上の食事提供を行う場合、衛生管理上の届出が必要となるので、確認しておこう。

1回20食以上、または1日50食以上・・・食品衛生法の届出
1回50食以上、または1日100食以上・・・食品衛生法+健康増進法の届出

尚、食事提供の対象者が特定されている(不特定多数への食事提供ではない)ため、飲食業の許可は不要である。

機能訓練室

デイサースの主目的が生活機能の維持・向上であるため、機能訓練室は必要不可欠だ。機能訓練室ではリハビリ、レクリエーション等を通じて生活機能の指導を行う。

静養室

体調のすぐれない利用者の一時的な休憩場所として用いる。

相談室

利用者まだは利用者の家族の個別の相談に応じるためのスペースでだ。パーテションなどの遮蔽物によって、相談内容が漏洩しないように配慮する必要がある。

事務室

デイサービス事業所としての事務を執り行う場所である。

②広さの条件が定められている部屋

デイサービス(通所介護)の設立・開業に必要な部屋のうち、唯一広さの条件が定められているのが機能訓練室だ。

デイサービスの機能訓練室は利用定員×3㎡以上の確保が必要となる。

ここで言う利用定員とは、運営規定に記載する単位ごと同時利用の上限数であるため、例えば午前10名、午後10名で入れ替わり対応する場合、利用定員は10名となり、必要な広さは10名×3㎡=30㎡となる。

なお、デイサービスは同時に複数の利用者に対してサービス提供することが前提となるため、狭い部屋を複数準備して、必要面積を確保することは原則として認められない点に注意しよう。

また食事時間帯と機能訓練時間帯を明確に分ける場合、食堂と機能訓練室を一体的に考え、二つ合わせて広さの要件を満たすことで足りる。

③デイサービス(通所介護)で宿泊サービスを提供する場合の事前届出

デイサービスの営業時間外に宿泊サービスを提供する場合、事前に指定先の自治体に対して、「指定通所介護事業所等における宿泊サービス実施届出書」を提出する必要がある。

この「指定通所介護事業所等における宿泊サービス実施届出書」では宿泊定員、宿泊料金、宿泊室、宿泊対応人員などについて記載しなければならないので、事業所の設計段階から十分な検討を行わねばならない。

④このコラムのまとめ

以上がデイサービス(通所介護)開業・設立前に確認すべき事業所の要件だ。これら各室の配置レイアウトについては、指定先の自治体との事前協議の時点で審査を受け、設計を確定していかなければならない。

十分な検討なしに自治体との事前協議を進めると、希望する配置レイアウトが達成できない可能性があるため、是非事前に当事務所の無料相談を利用されることをお勧めする。

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◎デイサービス(通所介護)の設立・開業前の方へ

①デイサービス(通所介護)の概要を理解しよう
②デイサービス開業・設立に必要な従業員の基準要件
③通所型事業における物件調査(建築・消防)
④デイサービス設立・開業時の事業所要件
⑤運営規定とは?デイサービス(通所介護)編
⑥デイサービスの基本報酬と加算減算ルール
⑦設立・開業前に確認/人員配置に関する加算減算
⑧特別な取り組みを行う場合の加算について
⑨処遇改善加算(介護福祉職員)とは?仕組みをわかりやすく解説
⑩特定処遇改善加算(介護福祉職員)2019年/令和元年10月改正を詳しく解説