このコラムを3分読めば理解できること

・デイサービス(通所介護)における特別なサービスと加算の関係が理解できる
・それぞれの加算の算定要件を理解できる

デイサービス(通所介護)設立・開業を計画中の方向けの、特別サービスと加算の解説コラム。このコラムではデイサービス(通所介護)設立・開業前に知っておきたい加算算定条件について、介護保険事業の開業支援専門家が詳しく解説する。

このコラムの目次

①入浴介助加算
②生活機能向上連携加算
③ADL維持等加算
④栄養改善加算、栄養スクリーニング加算
⑤口腔機能向上加算
⑥このコラムのまとめ

①入浴介助加算

デイサービス(通所介護)事業所における入浴介助加算は、利用者の入浴に際して介助、転倒予防のための声掛け、気分の確認を行うなどをもって算定できる加算だ。1日あたり50単位を加算することができる。

利用者の日常生活機能の向上が主目的であるため、十分な声掛け、確認を行えば、実際に利用者の体に触れなくても入浴介助加算は算定できる点を理解しておこう。

②生活機能向上連携加算

デイサービス(通所介護)事業所における生活機能向上連携加算は、外部の専門機関との連携により、利用者の身体状況の評価を行い、併せて個別機能訓練計画を作成した場合に算定できる加算だ。

1月につき200単位を加算することができる。ここで言う外部の専門機関とは次の機関を指す。

・訪問リハビリテーション事業所
・通所リハビリテーション事業所
・リハビリを実施している医療機関

これら機関との連携によって、3カ月に1回以上利用者の評価を行い、利用者またはその家族に説明する必要がある点に注意しよう。

③ADL維持等加算

デイサービス(通所介護)事業所におけるADL維持等加算は、利用者のADL(日常生活動作)を6カ月評価し、その維持改善の度合いによって算定できる加算だ。

加算種別 加算単位(月) 厚生労働省への提出
加算Ⅰ 3単位 不要
加算Ⅱ 6単位 必要

④栄養改善加算、栄養スクリーニング加算

デイサービス(通所介護)事業所における栄養改善加算、栄養スクリーニング加算は、共に利用者の低栄養状態の改善を図る取り組みに対する報酬加算だ。

栄養改善加算

栄養改善加算(1回150単位、1月2回まで)を算定するためには、次の条件を全て満たす必要がある。

・従業員または外部連携により管理栄養士を1名以上配置
・栄養ケア計画の作成
・管理栄養士が栄養状態を定期記録、評価

栄養スクリーニング加算

栄養スクリーニング加算(1回5単位)を算定するためには、デイサービス事業所の従業者(職種は問わない)がサービス提供開始時、利用から6カ月ごとに利用者の営業状態の確認を行い、利用者を担当する介護支援専門員(ケアマネージャー)に情報提供する必要がある。

先に説明した栄養改善加算を算定している期間中は、栄養スクリーニング加算を算定することが出来ない点に注意しよう。

⑤口腔機能向上加算

デイサービス(通所介護)事業所における口腔機能改善加算は、利用者の口内の清掃指導、嚥下機能指導を行う場合に、1回150単位(1月2回限度、3月以内)を加算することができる。

算定のためには次の条件を全て満たす必要がある。

・言語聴覚士、歯科衛生士、看護職員、いずれかを1名以上配置
・上記職員と共同して口腔機能改善計画を作成、定期観察および評価

⑥このコラムのまとめ

以上がデイサービス(通所介護)における特別な取り組みとそれに対応する加算だ。デイサービス事業所におけるこれらの取り組みのためには、特別にコストがかかる。

できれば実施前に対応する加算の算定を行い、十分な収支を確保することができるか確認したいところだ。

デイサービス(通所介護)の加算算定には届出が必要となるケースが多いため、是非介護保険手続きの専門であるタスクマン合同法務事務所までご相談を。

タスクマン合同法務事務所0120606060へ今すぐ相談する

◎デイサービス(通所介護)の設立・開業前の方へ

①デイサービス(通所介護)の概要を理解しよう
②デイサービス開業・設立に必要な従業員の基準要件
③通所型事業における物件調査(建築・消防)
④デイサービス設立・開業時の事業所要件
⑤運営規定とは?デイサービス(通所介護)編
⑥デイサービスの基本報酬と加算減算ルール
⑦設立・開業前に確認/人員配置に関する加算減算
⑧特別な取り組みを行う場合の加算について
⑨処遇改善加算(介護福祉職員)とは?仕組みをわかりやすく解説
⑩特定処遇改善加算(介護福祉職員)2019年/令和元年10月改正を詳しく解説