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要介護者が自宅での生活を続けながら、身体機能回復および家族の介護負担軽減のために通所するデイサービス(通所介護)。このコラムではこれからデイサービス(通所介護)を設立・開業する方のために、介護保険の専門家がサービス内容を詳しく解説する。

コラムの目次

①介護保険の基本的な考え方
②デイサービス(通所介護)のサポート内容
③デイサービス(通所介護)の対象者とサービス提供事業者
④利用者が負担する費用
⑤まとめ

①介護保険の基本的な考え方

高齢化社会の進展に伴い、要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など、介護ニーズはますます増大している。

その一方、核家族化の進行、介護する家族の高齢化など、要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況も変化しつつある。デイサービス(通所介護)は施設に日帰り通所する高齢者をサポートする介護保険サービスだ。

デイサービス(通所介護)には大きく分けて3種類ある。

種類 内容
①通所介護 利用定員19名以上(要介護者)
②地域密着型通所介護 利用定員18名以下(要介護者)
③1号通所事業 要支援者に対する予防介護

本コラムではいわゆる①通所介護について解説を進める。

②デイサービス(通所介護)のサポート内容

デイサービス(通所介護) は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤立感の解消や心身機能の維持改善家族介護者の負担軽減などを目的として実施されている。

利用者が デイサービス(通所介護) 施設に通い、事業者が食事や入浴などの日常生活上の支援、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで提供する。

生活機能向上グループ活動などの高齢者同士の交流もあり、施設は利用者の自宅から施設までの送迎も行う。

③ デイサービス(通所介護) の対象者とサービス提供事業者

利用対象者は要介護1~要介護5の認定を受けている高齢者である。要支援1、要支援2の人は利用できない(→1号通所事業で対応)。

サービスの提供は、社会福祉士などの生活相談員看護職員介護職員が担う。

また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師のいずれかの資格を持った機能訓練指導員が、日常生活に必要な機能を維持するための機能訓練を行う。

④通所介護の利用者負担額

事業所の規模や所要時間によって費用が決まる仕組みだが、通常規模※のデイサービスの場合、要介護度に応じて、一回当たり約650円~1125円となっている。

※通常規模
1カ月の平均利用延べ人数:301~750人
1日の利用時間:7~8時間

>>デイサービス規模別3種の比較はこちら

なお、日常生活費(食費・おむつ代など)などは、別途負担する必要がある。

⑤まとめ

以上がデイサービス(通所介護)のサービス内容の概要だ。連載コラムでは、これからデイサービス(通所介護)を設立・開業する方に対して人員基準、施設基準、報酬算定方法など、出来る限り詳しく解説していくので是非ご一読を。

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◎デイサービス(通所介護)の設立・開業前の方へ

①デイサービス(通所介護)の概要を理解しよう
②デイサービス開業・設立に必要な従業員の基準要件
③通所型事業における物件調査(建築・消防)
④デイサービス設立・開業時の事業所要件
⑤運営規定とは?デイサービス(通所介護)編
⑥デイサービスの基本報酬と加算減算ルール
⑦設立・開業前に確認/人員配置に関する加算減算
⑧特別な取り組みを行う場合の加算について
⑨処遇改善加算(介護福祉職員)とは?仕組みをわかりやすく解説
⑩特定処遇改善加算(介護福祉職員)2019年/令和元年10月改正を詳しく解説